お子さんに「犬飼いたい!」とねだられたりしていませんか?
でも、まだ子供にも手がかかるし「ウチは飼えない」というご家庭も多いと思います。
我が家もずっとねだられていましたが、結局中学生になってから飼いました。
(そんなに待てない~とお子さんの声が聞こえてきそうですね)
飼ってみてわかりましたが、もーー想像以上にめっちゃ可愛い!めっちゃ癒やされる!
飼い始めたらこの気持、おわかりいただけると思います。笑
飼うタイミングは、お子さんの年齢や生活環境によってご家庭ごとに違ってくると思います。
でも、犬を飼うことは子供にとって(もちろん大人にとっても)メリットがたくさんあります。
子供と一緒に犬を飼う魅力を早速ご紹介したいと思います。
目 次
子供が犬を飼うことのメリット
責任感を高めてくれる
ただ可愛がるだけではなく、トイレ掃除や餌やり、しつけや散歩など子供にも役割を分担してやってもらうことが大事。
協力しあうことの大切さや生きものの面倒をみる大変さや責任を学ぶ機会になります。
大切なペットが怪我や病気をしないようにお世話をすることで、思いやりの心をもつことや子ども自身の成長にも繋がります。
コミュニケーション能力が養われる
犬を飼っていくには、どうしたら犬が喜ぶのか、何をしたら嫌がるのかを学ぶことが必要になります。
相手を観察し、気配りができるようになると、他者とのコミュニケーションがとりやすくなります。
散歩中も、色々な年代や違う性別の人と話すことがあり、たくさんの人と接することでコミュニケーション能力が養われます。
我が家でも、飼っている犬のことを話題にしたり一緒に遊んだりできるので、ほとんど口をきかない高校生男子とのコミュニケーションにも役立っています。笑
犬がいることで子供が感じる幸福度は変わる?
麻布大学や東京都医学総合研究所などが
思春期の子がいる都内の家庭環境を大規模に調査、分析をした結果
「思春期の子の幸福度は、犬を飼わないより飼う家庭の方が高くなる」
という結果が出たそうです。
約2600家庭について調査
この調査は、東京都世田谷区、調布市、三鷹市の10歳の子のいる家庭を無作為に選び、質問表やインタビューを通して家庭環境を調べたものです。
この中からデータの揃った約2600家庭について
- 10歳の時点で犬や猫を飼っているか?
- 10歳と12歳の時の「幸福度データ」を点数化
幸福度は、「楽しい気分だったか」「よく眠れたか」などWHO(世界保健機関)が推奨する指標を使い、過去2年間に幸せを感じたか6段階で評価。
各家庭を次の3グループに分類。
① イヌもネコも飼わない
② イヌを飼う
③ ネコを飼う
(イヌとネコ両方飼う家庭は正しいデータがとれるほど多くなかったため除外)
人の幸福度は、10歳頃から徐々に下がるといわれるそうなので、2年後の12歳で幸福度がどれくらい違うのかを調査。
結果は、②イヌを飼う と答えた家庭が、12歳時の幸福度の下がり方が最も低かったとのこと。
子の性別、兄弟や姉妹の有無、親の年齢や収入などの影響を受けないよう補正して計算しても、結果は変わらなかったそうです。
子供だけでなく大人にもメリットが
犬を飼うと大変なこともありますが、それ以上に犬を飼うことはとっても嬉しい魅力がたくさん。
特に犬の癒やし効果は、科学的にも証明されています。

幸せホルモン
「セロトニン」と「オキシトシン」
「セロトニン」と「オキシトシン」は、「幸せホルモン」と呼ばれている脳内ホルモン。
犬を膝の上にのせたり撫でたりして、犬と触れ合うことでも分泌されます。
疲れやストレスを軽減し、高い癒やし効果と幸福感を与えてくれる働きがあります。
恋愛ホルモン
「フェニルエチルアミン」
犬を対象に「恋愛ホルモン?!」と思いましたよね。笑
この恋愛ホルモン「フェニルエチルアミン」は、主に恋をすると分泌される脳内物質ですが、ペットと触れ合うことでも産生されます。
フェニルエチルアミンは、脳の働きを鈍らせ、ストレスの軽減に効果があることがわかっています。
話し相手になってくれる
犬は言葉は話せませんが、飼い主の言葉を聞いています。
内容は理解できなくても、飼い主の喜んだり悲しんだりする感情は犬にも伝わると言われています。
犬の目を見て優しく話しかけることで、犬の方も「かまってもらえた」という嬉しい気持ちがあるそう。
大好きな人の声を聞いて精神面が安定し「幸せホルモン」が分泌されることもわかっています。
人間だけでなく、ワンちゃんも癒やされていたんですね(´ε` )
人とのつながりを作る
犬を散歩していると、同じように散歩しているワンちゃんと飼い主さんに会います。
犬が好きな人から声をかけてもらったりもします。
犬を通して会話がしやすくなり、今まで人見知りだった人が社交的になったというケースもあります。
今はSNSなどのつながりで、さらにペット仲間をつくるきっかけができましたね。
運動不足解消
犬を飼い始めると、毎日散歩に行くことになります。
犬がいるから30分以上ウォーキングができているという人も少なくありません。
私もそうでしたが、大人になると運動不足になる人も多いですよね。
犬にも人にとっても、外での散歩は運動不足解消だけでなく、心の健康のためにもとてもいい効果があります。
犬を飼う前に知っておきたいこと
犬を飼うことは、子供に良い影響がありますが、飼う前にいくつかの注意点もあります。
感染症や怪我に気をつける
赤ちゃんやまだ目が離せない小さなお子さんと犬を飼いたいという人もいらっしゃると思います。
犬は小さい生き物を見ると母性本能が働き、赤ちゃんを守ってくれることもあります。
ただ、まだ言葉を理解できない年齢だと犬が嫌がるところをずっと触るなどして、犬が急に引っ掻いたり怪我をさせたりすることもあります。
犬が、抵抗力の弱い赤ちゃんの口や傷口を舐めて感染症を引き起こしたりする危険もあります。
赤ちゃんや小さなお子さんと犬が一緒にいるときは目を離さないようにしましょう。
子育ても犬を飼うのも初めてという場合は、ママの負担も大きいです。
子供が言葉を理解し、自分のことをある程度できるようになってから飼いはじめてもいいと思います。
日々のお世話は大変なことも多い
犬はウンチやオシッコもするし、時々吐いたりもします。
ニオイもするし、片付けにも結構時間を取られたりします。
毎日の散歩も必要、根気強く「しつけ」をしなければならない場合も。
犬のことを考えて、家族全員できちんと毎日面倒をみてあげることが必要です。
お金がかかる
犬を飼うのにはとてもお金がかかります。
ドッグフード代だけでなく、毎年必要になる狂犬病のワクチン、他にも混合ワクチン、フィラリア予防・ダニやノミの予防・医療費(保険代)などがかかります。
犬種によっては、1~2ヶ月に一度トリミングもしなければなりません。
夏や冬は、犬をお留守番させるときにエアコンもつけっぱなしにしたりするので電気代もかかります。
(1年を通してなるべく温度変化の差がない方が、長生きするといわれています)
子供の教育費と合わせるとかなりの出費になるので、よく検討していただいたうえで飼うかどうか決めた方がいいと思います。
気軽に旅行に行けない
旅行をする際には、自分たちの旅費と犬を預けるペットホテル代もかかります。
何泊もするとかなり高額になりますし、犬の負担にもなることも。
ペットホテルが合わないワンちゃんもいて、旅行は1泊だけしかできないという飼い主さんもいます。
ペットホテルが苦手な場合は無理に預けず、ワンちゃんと一緒にキャンプやペットOKのホテルなどに行くのもいいですね。
子供もワンちゃんもあっという間に成長します。
ぜひ、一緒に楽しい思い出をつくることをおすすめします!
まとめ
犬を飼うことで子供の幸福度が高くなり、さまざまなメリットがあることがわかりました。
子供にも、ワンちゃんにも幸せになってもらいたいですよね。
それにはまず、
「犬を最後まできちんとお世話できるか」
「役割をどうするか」
など家族で色々と話し合ってから、飼うタイミングを決めるといいですね。
ワンちゃんとの楽しい生活が送れますように♪
最後まで読んでくださりありがとうございました。